マッコウクジラ研究所

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深海でダッシュするマッコウクジラ

今まで分かっていたこと

マッコウクジラの餌は深海にいるイカや魚です。

彼らのエサの捕り方には二つの説があります。一つは、深海で餌がやって来るのをじっと待つという説、もう一つは積極的に餌を探して近づいていく、という説です。果たして、どちらが本当でしょうか?

分かったこと

マッコウクジラは深海へと潜っていた後、時々400〜1200メートルの深さでダッシュし急旋回していました。マッコウクジラの天敵であるシャチは深海までは追ってこられないので、このダッシュは餌を獲るためだと考えて間違いありません。さらに、この際、餌であるイカが吐いた墨を撮影することに成功し、クジラが餌を追いかけて捕まえている様子がわかりました。

マッコウクジラとダイオウイカが闘う想像図は絵本や図鑑などにもよく描かれていますが、その様子を実際に目撃した人はいません。動物カメラでその一部を捉えることができました。

動物カメラが取り付けられたマッコウクジラ

photo by Yuki Yamaya

深度745mで、イカの墨と思われる写真が撮影されました。

クジラがダッシュしている間に撮影されたイカ墨のような写真。矢印の時点でクジラがダッシュし、赤丸の時点でイカの墨のような写真が撮影された。写真の秒数はダッシュの最大速度から経過した時間。9秒後の写真で、イカの墨のようなものが動物カメラのフラッシュに反射している。