「サボり上手な動物たち」(佐藤克文・森阪匡通)岩波科学ライブラリーが出版されました。
ウミガメ、ペンギン、アザラシ、オオミズナギドリ、これまでいろいろな動物を扱ってきた。研究課題が、行動学、生理学、生態学、バイオメカニクスへと発散してしまったのは私のせいじゃない。装置を付けられた動物達が、勝手気ままに振る舞ったせいなのだ。普通は行けない秘境へ調査に出かけたからには、手ぶらで帰るわけにもいかず、切羽詰まってとにかく何か言ってみる。そんな行き当たりばったりの研究者人生を歩んできた。対象動物がチーターにまで及び、またいつものパターンに遭遇した時に、「ハッ」と気がついた。それが一体何なのか。是非ご一読を。